東洋経済オンラインでこのような記事を読みました
「「小学校の英語教科化」が直面する4つの課題 現場も負担と不安を感じている」
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図工水彩画の指導方法がわからない先生へ
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水彩画の指導をどうしていいかわからないという質問をよく受けます。 簡単です。 やり方は全部指導書に書いてあります。 その通りにやるだけでいいんです。 指導書にあることを教えるのが公教育 図工の指導書に ...
2017年12月の記事です。
2020年,早いところはすでに2018年度から前倒しで行われている小学校の英語。
3,4年では外国語活動,5,6年では教科としての英語が今年から実質スタートしています。
現場では,何とか2020年からの新指導要領実施にスムーズにつなげるため,この移行措置期間でさまざまな準備をすすめています。
- 時間数像に対する準備
- 教える教師の研修についての準備
- 教材や環境についての準備
など
こうした中で現場では,さまざまな不安があります。
この記事には4つの課題がまとめられていました.
4つの課題
小学校で英語を学ぶ意味が明確でない
最初に掲げられていた課題です。
率直に述べられていることは,これまで文科省がすすめてきた英語教育改革に関する施策が経済界や保護者の要請にあったが,こうした要請によって教育の内容が決められていいのか,ということです。
文字が出てきた途端、英語がつまらなくなる(指導内容と方法)
ふたつめに,高学年になって「読む・書く」が出てきた途端,難しく感じる子供がいるということです。
3,4年に「話す・聞く」で十分に英語の「音」に慣れさせたうえでのことですが,年間70時間で「十分に」が可能だろうかというなげかけです。
指導者研修の問題
三つ目に指導者研修の問題が投げかけられています。
英語を指導する自信がないという教師が過半数を占める中で,いかに英語を教えられる教師を育てるかということが喫緊の課題となっています。
授業の準備の時間すらない今の現場の現状の中で,どのように有効な研修を行えるかということです。
評価の問題
最後に掲げられているのは,評価です。
5,6年は教科になるので評価をしなければなりません。
しかし,その評価基準をつくることは容易ではありません。
また,英語の指導に自信のない教師が評価をしなければならないという問題もあります。
さて,これらの課題については,現場にいるものとしてはたしかにもっともだと思いますが,現場なりに学校が抱える課題について出してみると次のようになります。
時数増をどうするか
教え方,評価のしかた以上に,まず現場ではこれが一番頭を悩ませています。
現状35時間の英語活動が,2020年から70時間に増えまるので,この1時間をどうねん出するのかという問題です。
週の授業時数の中で,現在5時間の日が1日あります。
子どもが15時30分頃帰るので,そこから1時間,教師の研修の時間にあてています。校内研修や人権教育研修など。
ところが単に1時間上乗せすると,この時間がとれなくなるのです。
難しければ,3回のモジュールに分けて,15分ずつ朝の時間などに行ってもいいとされています。
中学校で生きて働く能力を身につけさせなければならない,テストによる評価も必要とされる学習です。現実的には難しいです。
来年度から,おそらく70時間を前倒しでやる自治体がほとんどではないかと思うので,今年度中に決めておかなければなりません。
準備の時間がない
英語の指導は,NSやGTとの打ち合わせや教材,資料の作成,事前の機器の操作など,かなりの準備を必要とします。
電子教材は実に効果的で魅力的です。
しかし,事前に教室に行って,機械を起動し,内容を確認しながら一通りの操作をしてみておかなければなりません。事前の機器の操作だけでも30分はゆうにかかります。
これを週に2回する必要があります。
もちろんそれだけではありません。指導自体の組み立てを研究する時間は30分ではすみませんし,NSやGTとの打ち合わせも同じくらいの時間がかかります。
英語だけをする学校ならそれでいいかもしれませんが・・・・
教える自信がないという教師の指導力向上をどうするか
根本的な問題です。
おそらく,これまでの日本の教育の中で,「教える自信がない」という事態に直面したことはなかったのではないでしょうか。
本校でもこの夏指導内容の根本的な理解のし直しと評価の仕方などについての研修を行いましたが,他に多くの研修内容(人権教育,部落差別解消法に基づく部落問題学習,道徳の「特別な教科」科に伴う指導の仕方と評価の研修,生徒指導の研修,服務倫理に関する研修など)がある中で,英語にばかり時間を割くわけにはいきません。
教師の指導力向上のための研修をどう行うのか,というのはどの学校でも頭を悩ませている課題です。
移行措置における指導内容が複雑
移行措置における指導内容が年度ごとにちがうなど,現場が混乱しています。
たとえば,We Can!は,Let's Try を学んできたという前提でつくられていますが,これを使う高学年は,それを十分にしてきていません。だから,今年の高学年と,来年度以降高学年になる子供たちとでは指導内容がことなります。
この複雑さが,現場を困らせています。
いちいち,それらを熟読し,腑に落ちるまで確認してから指導をつくる,という余裕はないのです。
17時以降の残業は,「先生が好きで残っている」と正式にとらえている文科省ですから,余裕など関係なくやれ,ということなのだと思いますが。
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2020年は2年後ですが,現場ではすでに始まっています。
時数と準備時間と指導能力
これらの解決に向けてきゅうきゅうとしていますが,これに加えて,道徳の教科化初年度における指導法と評価の研修も不可欠です。