またやったか,という気持ちです。
実際には,昨年9月に撮影されたものらしいけど,今頃になって拡散されたということですね。
だから,今年の冬のくら寿司やセブンイレブンなどの不適切動画がぞろぞろ出てきたよりも前ということになります。
しかし,投稿は6月とのこと。
せっかく投稿しないできたのに,なぜ,くら寿司などの不適切動画の大炎上の後,わざわざ投稿したのかわからない。
どうなるのかということは,予想がついたはずです。
彼らの努めている会社や,本人の名前まですでに特定されています。
法的措置まで検討されているというニュースも出ています。
これらも,くら寿司,セブンイレブンなどの動画の炎上で起こったことと同じ流れです。
彼らが問われる可能性のある罪としては次のようなものがあげられています。
- 浄水汚染罪(刑法142条、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金)
- 刑法130条の住居侵入罪や邸宅侵入罪
- 威力業務妨害罪(刑法234条)
- 器物損壊罪(刑法261条)
受水槽で泳ぐ動画が拡散 男性や撮影者はどんな罪に問われうるのか より
なぜ,彼らは学習しないのでしょうか。
社会の出来事に関心がないのか
自分たちが大変な目に合うということをリアルに感じる想像力がないのか
自分たちだけは大丈夫とおもっているのか
自分たちのしていることが大変なことだ,という認識がないのか
おそらくそのどれもでしょう。
こういう大変な状況になって悔いても遅いですから,起こす前にブレーキをかけられる想像力をどこかできちんと身につけないといけないのです。
その機会はどこにあるのでしょうか。
高校でしょうか。
中学でしょうか。
小学校でしょうか。
幼稚園や保育園でしょうか。
それ以前の家庭でしょうか。
おそらく,彼らは,その都度想像力を身に着ける機会を経験しているはずです。
しかし,いざというときに役に立たなかったのです。
現場には3人いたといいます。
そのうちの一人でも,自分たちのしていることの異常さ,そのことが発覚した時のハードな状況について気づいていてくれたら,と思うと残念でなりません。
しかし,それでも鍵は,「友達」だと思います。
自分の行いが,反社会的であることに気づかせてくれる友達。
そのような行動にブレーキをかけてくれる友達。
そういう友達をつくることができるかどうか。
学校では,道徳を行い,生徒指導を行い,日々の教育の中で善悪について繰り返し学べるような環境を作っています。
それでも,このようなことがおこると,学校教育は何をしてたんだと言われます。
しかし,それ以上のことはできません。
とするならば,学校教育にできることは,よい友達との関係づくりをすすめてあげることではないでしょうか。
そして,それができることの限度です。
また,明日からクラスの子どもたちのよい関係づくりに励んでいきたいと思います。